派遣切り・住所がないと生活保護が受けられない
派遣切りが大きな労働問題になっています。突然派遣契約を切られ、収入だけでなく住む所まで追い出された人が多くいるようです。生活に困ったら生活保護を申請すれば良いと考えている人もいるでしょうが、ここでも派遣切りが残した問題があるのです。
その問題とは、住む所が無いという事は住所が無いのです。すると生活保護の申請は出来なくなります。生活保護を支給する側も、中には不正に申請する人もいる事から、厳しく審査をするようで、窓口の担当者が厳しく問いかける事もあります。
それにきちんと説明できずに諦めてしまう人も多いと聞きます。本当に生活保護が欲しい人が貰えないと派遣切りに遭った人の声も聞かれます。今では、労働問題で派遣切りされて困っている人の為に支援しているボランティア団体もありますから、そこで相談して手続きなどに同行してくれる専門家を探すようにしましょう。
もし、生活保護が受けられればアパートなどの入居も可能になる場合があります。これを居宅保護と言います。住む所も決まり、当面の生活費もめどが立つと、生活を立て直そうと頑張る人も出て、再就職を決める人もいます。労働問題で派遣切りされて困っている人すべてがこのように立ち直ってくれると良いですが、生活保護も諦めてしまってホームレス生活をしている人もいます。
生活保護の申請や受理の基準や方法が自治体によてばらばらであったり、法の趣旨に合わないのではとされる事もあったりして、それが問題になっています。生活保護のシステムも見直しが必要と言われています。ホームレスが増えていく事も、社会全体に与える不安は多くまだまだ考えなければならない労働問題があるようです。